NYを愛したビル・カニンガム。ストリートを撮り続けた情熱の50年

NYを愛したビル・カニンガム。ストリートを撮り続けた情熱の50年


ニューヨークのストリートスナップを50年にもわたって撮り続けた、ファッションフォトグラファーのビル・カニンガムが6月25日に亡くなりました。87歳でした。ニューヨークを愛し、仕事に情熱を捧げたビル・カニンガムの人物像と人生を振り返ります。

ニューヨークとファッションをこよなく愛す

ストリートスナップの伝説

ビルは、ニューヨーク・タイムズ紙でファッションコラムを長年担当、彼が発信し続けるトレンドに、世界中が注目していました。仕事を何よりも愛し、高齢になっても、ニューヨークの街角で撮影に熱中する姿が、トップモデルやファッションに携わる多くの人たちに影響を与えました。彼の活動と、独特な感性で撮られたスナップは、まさにストリートスナップの伝説という呼び名にふさわしい、見る人の心を大きく揺さぶるものでした。 

1929年生まれ。本名 ウィリアム J.カニンガム。1948年ハーヴァード大学を中退、ニューヨークへ渡り、広告業界に就職する。その後、"William J."のブランド名で帽子作りを始め、カーネギー・ホールのスタジオに帽子サロンを開く。一時兵役に召集されるが、その後またニューヨークに戻り、シカゴ・トリビューン紙でファッションに関する記事を書き始める。アズディン・アライヤやジャン・ポール・ゴルティエといったブランドをアメリカに紹介するのに一役買い、ファッション・ジャーナリズムに影響を与えた。同時期にニューヨークのストリートファッションの撮影も始める。ある日、伝説の大女優グレタ・ガルボの姿を偶然ストリートで撮影したことがきっかけで、一連のスナップ写真を1978年12月ニューヨーク・タイムズ紙で発表し、注目を集める。このことが現在の名物コラム「ON THE STREET」を始めるきっかけにもなった。当時の担当編集者アーサー・ゲルブは、彼の写真を「タイムズ紙のターニングポイントになった」と称した。引用元: http://rojintoumi.asia/bcny.jp/aboutbill/

ニューヨークの生きるランドマーク

何十年もニューヨークを撮り続けたビルは、2009年ニューヨークのランドマーク管理委員会から「生きるランドマーク」として認定されています。ニューヨークの街角と、そこに関わる人々を、彼なりの感覚でファッション性高いスナップに仕上げ、半世紀にわたってニューヨークを記録し続けた、偉大な功績が讃えられたのです。ニューヨークのファッションの歴史は、彼のスナップなしでは語れないと言われています。

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